meet32 program

ITRC meet32 プログラムの詳細です。

1 日目 (2012 年 11 月 19 日 (月))

13:30 〜 13:40 コミュニティルーム

オープニング

13:40 〜 15:20 コミュニティルーム

[IA 研究会主催 セッション]

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

15:20 〜 15:30 コミュニティルーム

休憩

15:30 〜 16:30 コミュニティルーム

[展示デモ紹介セッション]

デモ展示出展リスト(申込順)

  • 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
    • ヘテロジニアス連携の円滑コミュニケーションツール
  • NICT
    • 分散型無線アクセス網 NerveNet のネットワーク内情報蓄積・配信による安否確認システム
  • サイバートランスジャパン株式会社
    • IP-LED照明制御システム
  • 株式会社アライドテレシス開発センター
    • シングル IP によるキャンパスネットワーク仮想化ソリューション
  • 京都大学
    • 拡張 Power over Ethernet によるオンデマンド型電力供給
  • 東京工業大学
    • サービス指向型ネットワーク抽象化アーキテクチャ
  • シスコシステムズ合同会社
    • CiscoONE/onePK とクラウド環境用仮想ルータのデモ
  • アラクサラネットワークス株式会社
    • アラクサラネットワークスの最新製品紹介
  • 株式会社富士通研究所
    • IEEE 802.1Qbg をベースにした仮想サーバ移動時のネットワーク設定自動化
  • 株式会社トランス・ニュー・テクノロジー
    • 複数の電源と複数種の電力ルータからなる電力ネットワークでの電力経路制御のデモ
  • 株式会社シー・オー・コンヴ
    • CO-CONV の提案するネットブートによる利用者端末環境
  • ポスター発表 2 件
    • ストリーミングアプリケーションのトラフィック特性とハンドオーバによる影響 (慶應義塾大学)
    • 認知症高齢者向けライフログをベースとした傾聴支援システムの開発 (公立はこだて未来大学)

16:30 〜 17:10 コミュニティルーム

展示デモ見学/休憩

デモ展示の見学/ポスター発表

17:10 〜 18:25 コミュニティルーム

[IA 研究会主催セッション]

詳細は、主催研究会のページをご確認ください。

18:25 〜 18:40 コミュニティルーム

[IA 研究会 学生研究奨励賞授賞式]

18:40 〜 18:45 コミュニティルーム

[IA 研究会 閉会]

18:45 〜 19:00 コミュニティルーム

休憩

19:00 〜 20:30 コミュニティルーム

懇親会

20:30 〜 22:00 コミュニティルーム

[セッション 19-EV-A] UAI 分科会

  1. UAI 分科会の活動について
    釜江常行 (東大/Stanford 大)、渡辺隆行 (東女大)、中山雅哉 (東大)
    UAI 分科会では、インターネットを活用したアクセシビリティに関連する論文や重要な技術・話題、参加者の事例紹介などに関する発表や議論を行う UAI 研究会を、月 1 回程度の頻度で開催している。ここでは 2012 年度に開催された 5 回の UAI 研究会の概要を中心に活動状況を紹介する。
  2. Android を使った視覚障害者ナビ
    釜江常行 (東大/Stanford 大)
    視覚障害者や車椅子の方をガイドシステムは、いくつか開発されてきたが、実利用に至らないものがほとんどである。そこで、本研究では、Android 端末の持つ各種の機能を活用し、屋内外を問わずガイドするためのシステム構築を進めている。現在、構築しているプロトタイプシステムと性能評価結果について紹介する。
  3. 視覚障害者の歩行ナビゲーション ーAndroid 端末を用いた視覚障害者向け構内案内の試行実験
    浦麻理子、桑原英子、日置瞳、渡辺隆行 (東女大)
    本研究では、視覚障害者の歩行を支援する既存の音声ナビゲーションシステムの問題点を改善するため、(1) ナビゲーションシステムの位置情報の精度向上 (2) ナビゲーションシステムの精度を補う情報の提示方法 (3) 屋内における位置情報取得の方法 について検討を行っている。本手法では、安価で容易に手に入る Android 端末を用いることで、内蔵されている加速度・地磁気センサーと GPS 情報を組み合わせることで、屋内を含めた位置情報の精度向上を行うことができるか試行実験により確認を行った。また、精度を補う情報の提供には Android 端末に内蔵されている QR コードスキャナを用いて実現する。提供情報は、視覚障害者向け道案内を作成している「NPO 法人ことばの道案内」を参考として案内文を作成した。

2 日目 (2012 年 11 月 20 日 (火))

9:30 〜 11:00 コミュニティルーム

[セッション 20-AM-A] NWGN 分科会

  1. 大規模 DTN 環境下における階層化ルーティング
    小倉一峰、植田啓文、藤田範人 (NEC)
    近年、通信の断絶が頻繁に起こる環境においても通信可能な Delay/DisruptionTolerant Network (DTN) 技術が注目されている.日常使用している携帯電話などのインフラが使えなくなる災害時などへの適用を考え、筆者らは DTN 技術を用いて大規模で広域に臨時ネットワークを構成できるシステムの実現を目指している。しかし、大規模 DTN 環境下において、従来の MANET ルーティングではルーティングの実現が困難である.そこで本研究では、階層化を用いた DTN ルーティング方式を提案し、想定環境下において、従来の MANET ルーティング方式より優れた性能を示すことをシミュレーション結果により明らかにする。
  2. 対面での交流関係を表現したソーシャルネットワークにおけるリンク予測手法の有効性に関する一考察
    津川翔、大崎博之、今瀬真 (阪大)
    ある期間に観測されたソーシャルネットワーク (人をノード、人と人との紐帯をリンクとして表現したグラフ) から、そのネットワークにおける新たなリンクの生成を予測するという、リンク予測の研究が活発に行われている。一方、センシング技術の発達により、対面での交流関係を表現したソーシャルネットワークを構築することが可能になってきている。しかし、対面での交流関係を表現したネットワークにおけるリンク予測手法の有効性を評価した研究は、我々の知る限り存在しない。本発表では、国際会議における対面交流の履歴を記録したデータセットを用いて、 6 種類のリンク予測手法の精度を評価する。調査の結果、(1) リンク予測手法に適切な閾値を設定することにより、0.30-0.40 程度の適合率、0.10-0.17 程度の再現率で新たなリンクの生成を予測できること、(2) 単純にリンク予測に用いるソーシャルネットワークを観測する期間を長くしてもそれほど予測の精度は向上せず、むしろ精度が低下する場合もあること、(3) 対面での交流関係を表現したソーシャルネットワークにおけるリンク予測の精度は、ソーシャルネットワーク以外の他の種類のネットワークにおけるリンク予測の精度と比べると高いが、ソーシャルネットワークの中ではそれほど高くないこと、などを示す。
  3. 高スループット実現のためのオーバレイマルチキャストツリー集合の構築手法
    水口弘明、笹部昌弘、滝根哲哉 (阪大)
    負荷分散や耐障害性の観点から地理的に離れたデータセンタを連携して利用する動きが進んでいる。それに伴い、データセンタ間ではシステムの更新やバックアップのためのトラヒックが発生するが、これらは同一のファイルを多地点に送信することからオーバレイマルチキャストの利用が期待できる。本発表では、複数のオーバレイマルチキャストツリーを用いることで高いスループットの実現を目指す。この問題は、スループット最大化を目的とするマルチキャスト木集合問題として定式化できる。ただし NP 困難な問題となるため、ヒューリスティックアルゴリズムを提案する。シミュレーション評価を通して、(1) 最適解を計算可能な小規模なネットワークにおいて提案手法が最適解と同等のスループットを実現できること、(2) 複数のマルチキャストツリーを用いることによるスループットの向上度合いを示す。

11:00 〜 12:15 コミュニティルーム

展示デモ見学

デモ展示の見学/ポスター発表

11:00 〜 12:15 多目的ルーム

運営委員会

第 163 委員会運営委員のみ

12:15 〜 13:00 コミュニティルーム

臨時総会

第 163 委員会委員のみ

12:15 〜 13:00 多目的ルーム

昼食

13:00 〜 13:15 コミュニティルーム

休憩

13:15 〜 14:45 コミュニティルーム

[特別企画セッション 1] 「日本の復興をいわきから」

  1. いわき市の復興状況について
    新妻英正 (いわき市)
  2. 今、風評被害を乗り越えて
    会田和子、三浦拓馬 (いわきテレワークセンター)

14:45 〜 15:15 コミュニティルーム

[特別企画セッション 2] 「クライシスに強い社会・生活空間の創成」に関する先導的研究開発委員会の概要

  1. クライシスに強い社会・生活空間創成の研究開発
    曽根原登、山田茂樹、今井和雄(NII)、安田浩(東京電機大)、青木利晴 (JSPS)
    東日本大震災は極めて不幸で甚大な災害であった。物理的にも精神的にも大きな傷跡を残している。とりわけ絆、安心・安全などが改めて強調されるなど、日本人の価値観に変化をもたらし、目指すべき未来の社会に対し、大きな影響を与える可能性がある。現在、大震災からの復旧・復興に関連して、安全で安心な社会を構築すべく、様々な研究開発や構築計画が立案されている。ただ、それら計画の多くは既存の社会基盤やハードウェアの再構築に偏っており、既存の社会システムからの脱却を図る考え方はなされていない。大事故や社会危機などいわゆるクライシスと呼ばれる事象に対し強い社会・生活空間を構築するためには、震災に何を学び、何が重要かを明確にした上で、既存の社会基盤にとらわれない情報やソフトウェアによる構築の側面を調査研究し、その後に既存の社会システムとの融合・共存・移行などの方法を検討する必要がある。また、クライシスに強い社会・生活空間を構築する上で、情報・ソフトウェアの研究開発・技術者の人材育成が大きな問題となっている。これらの研究開発・技術者は、社会に対し深い洞察力を持って社会システムデザインができる能力が必要なことから、産業界と、学生を中心とする大学との共同開発や実証実験を通した育成方法について検討する。本委員会では、大学や官公庁の研究所からの委員と産業界からの委員が、クライシスに強い社会・生活空間を創生するための技術開発戦略並びに人材育成方策に関して情報交換を行い、将来の新規産業に結びつけることを目指す。

15:15 〜 16:45 コミュニティルーム

[セッション 20-PM1-A] RICC 分科会

  1. RICC update on meet32
    柏崎礼生 (東京藝術大学)
    函館大沼で開催された ITRC meet30 にて分科会 RICC の開設が承認されてから 1 年が経過した。この 1 年間を総括するとともに、この夏から立ち上がった「広域分散ストレージ検証プロジェクト」について軽く紹介する (ディープな紹介は楠田さんにおまかせする)。このプロジェクトは RICC のコアプロジェクトと呼ぶに相応しいキラーコンテンツとなりつつある。また、さくらインターネット研究所から投下された新ネタについても紹介できるかもしれない。
  2. 分散ストレージ EXAGE / Storageの広域分散対応
    楠田友彦 (インテック)
    IA サーバを用いた分散ストレージシステム「EXAGE / Storage」のアクティブ/アクティブ構成による広域分散対応について紹介する。遠隔の複数拠点にまたがるストレージシステムは、アクティブ/スタンバイ構成が一般的であり、一方の拠点は通常時利用できないという問題がある。EXAGE では、この問題を解消し、すべての拠点でストレージをアクティブに利用するための拡張を行った。
  3. 震災とディジタルディバイド
    曽根秀昭 (東北大)
    ディジタルディバイド地域では、低い人口密度や工事困難箇所による回線整備の障害に加え、情報リテラシーの地域格差のために利活用需要が高まらず、さらに高齢化地域と重なるために世代間ディジタルディバイドにより格差が拡大して、商業・行政サービスの高度化から取り残されている。インターネットの整備と併せて、利活用拡大や需要喚起の方策が必要とされる。東日本大震災は、インターネット基盤に依存する社会に対して災害時ディジタルディバイドを出現させ、長時間、広域にわたって情報流通を困難にした。早期に復旧できた地域では、知人の安否や被災・復旧状況を把握し、生活物資の供給情報を得られた。放送や新聞は広域な被災地の詳細情報を扱いにくく、ネット上の多様な情報から個別に検索できる効果は大きかった。その反面で、ディジタルディバイドによる生活の質の格差が現れた。避難所や自治体に対してインターネット環境を整える災書復旧 ICT 支援活動が行われ、避難所生活を支えるため不足物資情報の発信も行われた。平時からのディジタルディバイド解消が、災害時に生命・安全を保つ減災対策、あるいは復旧・復興の重要な鍵になる。

15:15 〜 16:45 多目的ルーム

[セッション 20-PM1-B] MINX 分科会

  1. 健康ライフログ
    藤野雄一 (はこだて未来大)
  2. 全道周産期医療支援クラウドをデザインする
    新見隆彦 (札幌医科大)
  3. 階層的なロケータ番号自動割振プロトコル HANA による広域ネットワーク及びミニデータセンタの構築
    藤川賢治 (NICT)
  4. 拡張型唯脳論: 情報薬
    辰巳治之 (札幌医科大)

16:45 〜 17:15 コミュニティルーム

展示デモ見学/休憩

デモ展示の見学/ポスター発表

17:15 〜 18:45 コミュニティルーム

[セッション 20-PM2-A] CIS/INI 分科会

第 1 部 20 分発表、10 分質疑 (2 件)

  1. 保管場所に依存せず開示制御を行うクラウド鍵管理型暗号
    小林鉄太郎 (NTT)
    従来、データへのアクセス制御は個別システムによって確保されてきた。近年のクラウドの普及により、データの保管場所によらない統一的な機密性保護システムが求められている。「クラウド鍵管理型暗号」は通常の暗号システムと異なり、復号鍵を配布せず復号サービスのみを提供することで鍵管理を行う必要自体をなくす、新しいアプローチである。本発表では、クラウド鍵管理型暗号を実現するため技術と安全性、実用化への展望について述べる。
  2. 災害時の利用を想定したクライアント証明書による無線 LAN ローカル認証方式
    木下峻一、渡辺俊貴(東北大)、山崎康広 (NEC)、後藤英昭、曽根秀昭 (東北大)
    災害時、無線 LAN インフラを正規のサービス契約者以外にも開放するような運用が検討されている。この際、サービス契約者、警察・消防等の職員、一般被災者などによって、異なるアクセス権や通信の優先度を設定する、認可を行うことが望ましい。そのためには、ユーザの立場を識別するための認証を成立させる必要があるが、一方、災害時においては各種の障害によって通常の認証を実施できる保証がない。本発表では、クライアント証明書を用いることによって、ローカルにユーザ認証・認可を行う仕組みについて議論する。

第 2 部 10 分発表、5 分質疑 (2 件)

  1. Towards a Resilient Software Defined Backbone Network
    ○ Kien Nguyen, Shigeki Yamada (NII)
    The purpose of the proposed research is to build a resilientsoftware defined Internet backbone, which co-operates with cloud computingtechnology coping with disasters. The challenge problems will be attacked:(1) How to make Software-Defined Network (SDN)/OpenFlow efficiently supportthe scalability of a backbone network (2) How to interface between the cloudcomputing with SDN (3) How to define a resilient architecture taking in toconsideration both static and dynamics aspects? (4) How to make the decisionon computing resources in order to achieve the resiliency? (5) How to makethe decision on networking resources? Which technique, when, and whichdevices should update the forwarding table when the disaster occurs? How toautomate the update process?
  2. On-Site Configuration of Heterogeneous AccessNetworks for Disaster Mitigation and Recovery
    ○ Quang Minh Tran, Shigeki Yamada (NII)
    This research proposes on-site heterogeneous wireless accessnetworks (HWAN) for disaster mitigation and recovery. When communicationinfrastructures are destroyed by disasters, access networks are establishedautomatically and quickly using on-site users’ mobile devices. The proposednetworks are more resilient and robust compared to the existing ones interms of reliability, timeliness, feasibility and investment cost.

18:45 〜 19:05 コミュニティルーム

休憩

19:05 〜 20:35 コミュニティルーム

夕食

20:35 〜 22:05 コミュニティルーム

[セッション 20-EV-A] BOF: ITRC IP Address 運用・管理・利用

本セッションでは、ITRC が管理する 133.69.0.0/16 の運用上の手続きの最新情報の共有を行う。次に、企業などがこのあアドレス空間の一部を実際に利用するケーススタディの例を紹介する。さらに、研究用に使用する場合に必要となる BGP ルータの安価な調達についても紹介する。

3 日目 (2012 年 11 月 21 日 (水))

9:00 〜 10:30 コミュニティルーム

[セッション 21-AM1-A] NVW 分科会

  1. FLARE: Open Deeply Programmable Network Node Architecture
    中尾彰宏 (東大)
    本講演では、ネットワーク内部における「深遠なプログラム性」を実現するネットワーク・ノード・アーキテクチャーFLAREの研究結果を紹介する。Software Define Network (SDN) では主に制御プレーンのプログラム性を扱うが、FLARE はより深遠なプログラム性、つまり、データプレーンや制御プレーンのプログラム性のみならず、それらをコントロールする API そのものをプログラム可能として扱う。FLARE アーキテクチャーでは、2 種類以上のプロセッサ資源・ストレージ資源で構成される独立されたプログラミング実行環境を複数導入し、各々の実行環境にて、ネットワークサービスを実装し、複数環境上のサービスをオンデマンドに切り替えることや、同時に実行することを可能とする。評価の一例として、OpenFlow スイッチングおよびその拡張でさえもソフトウェア・プログラムとして導入可能であり、かつ、高速で処理が可能であることを示す。
  2. OpenFlow を用いたオーバレイネットワークにおけるマルチキャスト経路制御方式
    兵頭和樹、中川幸洋、小林伸治、白木長武、清水剛 (富士通)
    レイヤ 2 ネットワークおよび VM モビリティを拡張するオーバレイネットワーク技術が注目されている。IETF で提案されている VXLAN (Virtual eXtensible LAN) では、レイヤ 3 ネットワーク上に最大 16M の論理レイヤ 2 ネットワークを構成できるよう定義されている。しかし、VXLAN では各論理ネットワークの分離に IP マルチキャストを利用しており、スイッチ装置の資源 (CPU、マルチキャストエントリ数) の制限により、実際に構成可能な論理ネットワーク数は大幅に制限される。我々は、IGMP による制御に変わり、OpenFlow を用いた IP マルチキャスト経路制御方式を提案している。各装置が定期的に送信する IGMP メッセージを排除することで、4K (VLAN 数) 超える論理ネットワークの構成を可能とした。
  3. 高可用 有・無線統合テストベッド WETAAS の計画
    真野浩 (山梨大)
    有・無線を問わず、物理層からアプリケーションレイヤーまでを自由に再構築、プログラミング可能なエミュレーションシステムの概要と現状の解説を行う。あわせて、このテストベッドをネットワーク上にマッピングし、従来の行われてきた無線のフィルード試験をネットワークサービスとして提供する WETAAS (Wireless Experimental Trial As A Service) の構想について、広く議論、意見交換を期待するものです。

10:30 〜 10:40 コミュニティルーム

休憩

10:40 〜 12:10 コミュニティルーム

[セッション 21-AM2-A] 一般セッション (PC 企画セッション)

  1. アンビエント環境における異種センサを利用した動的ソーシャルネットワーク分析
    津川翔、大崎博之、伊藤雄一(阪大)、小野直亮(奈良先端大)、香川景一郎(静大)、高嶋和毅(東北大)、今瀬真(阪大)
    我々は、多人数のコミュニケーションを支援する部屋型情報環境 AmbientSuite を提案し、検討を進めている。Ambient Suite では異種のセンサによって、場の状態を推定し、その場の状態に応じて部屋全体に配置されたディスプレイ群に情報を提示することにより多人数でのコミュニケーションを支援する。本発表では、Ambient Suite 中の異種のセンサからリアルタイムに得られるセンシング情報をもとに、Ambient Suite 中の人の交流関係を準リアルタイムな形でソーシャルネットワークとして表現する手法と、その手法を実装した試作システムを紹介する。さらに、Ambient Suite における 6 人の対面型コミュニケーションに対して、動的ソーシャルネットワーク分析を実施した結果を報告する。
  2. 高信頼型マルチホップ無線網構築のための異常ノード検出に関する研究
    野林大起、中村豊、池永全志 (九工大)、堀良彰(九大)
    次世代のネットワークでは、M2M 通信をはじめとする様々な機器からの膨大で多種多様な通信要求が発生すると想定される。その中で、マルチホップ無線網は情報端末をネットワークインフラへ接続するためのラストワンマイルの技術として注目されている。しかし、柔軟なネットワークトポロジを構築可能なマルチホップ無線網は、周辺の電波状況の変化、災害や危機の故障、さらには悪意あるユーザからの妨害・攻撃に対して非常に脆い特性を持つ。そこで、高い信頼性を有するマルチホップ無線網実現のために必要となる技術である異常ノード検出手法について提案する。本提案ではネットワークを構成する各ノードが近隣に位置するノードの振る舞いを監視し、その情報を共有し連携することで異常ノードを検出する。本発表では、本手法のシミュレーション及び実機実験による有効性の評価結果について報告する。

12:10 〜 12:20 コミュニティルーム

クロージング

問い合せ先

PC

  • 池永全志 (九工大)
  • 大崎博之 (阪大)
  • 地引昌弘 (NICT)
  • 野林大起 (九工大)

LA

  • 岡部寿男 (京大)
  • 曽根秀昭 (東北大)
  • 前田朋孝 (京大)
  • 樋地正浩 (日立東日本ソリューションズ)
  • 菅沼拓夫 (東北大)

その他、本研究会に関しての問い合せは、質問フォームで受け付けています。

ITRC 第 4 期運営委員

運営委員は、委員長、副委員長、事務局長、監事、幹事の他に以下の方々で構成されています。

学界委員

  • 一井 信吾 (東京大学)
  • 太田 昌孝 (東京工業大学)
  • 大森 幹之 (鳥取大学)
  • 岡村 耕二 (九州大学)
  • 梶田 将司 (京都大学)
  • 釜江 常好 (東京大学/スタンフォード大学)
  • 川本 芳久 (大阪学院大学)
  • 菊地 豊 (高知工科大学)
  • 北口 善明 (金沢大学)
  • 後藤 幸功 (サイバー大学)
  • 小林 克志 (東京大学)
  • 近堂 徹 (広島大学)
  • 下川 俊彦 (九州産業大学)
  • 地引 昌弘 (NICT)
  • 曽根 秀昭 (東北大学)
  • 高倉 弘喜 (名古屋大学)
  • 辰巳 治之 (札幌医科大学)
  • 津川 翔 (筑波大学)
  • 中村 素典 (NII)
  • 中村 豊 (九州工業大学)
  • 野林 大起 (九州工業大学)
  • 藤川 賢治 (NICT)
  • 渡辺 健次 (広島大学)
  • 渡辺 隆行 (東京女子大学)
  • 中尾 彰宏 (東京大学)
  • 藤野 雄一 (はこだて未来大学)
  • 中山 雅哉 (東京大学)

協力会員 (企業等) 委員あるいは代理・代行

  • 新 善文 (アラクサラネットワークス(株))
  • 中川 郁夫 ((株)インテック)
  • 南 陽 (エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株))
  • 阿野 茂浩 ((株)KDDI研究所)
  • 丸山 伸 ((株)シー・オー・コンヴ)
  • 石原 幹夫 (ディーリンクジャパン(株))
  • 中野 博樹 ((株)トランス・ニューテクノロジー)
  • 松本 公秀 (日本電信電話(株))
  • 戸倉 一 (ネットワンシステムズ(株))
  • 樋地 正浩 ((株)日立ソリューションズ東日本)